岩内岳での冬山遭難による行方不明者の救助を想定した訓練が、３月８日（火）にIWANAI RESORT（イワナイリゾート）で実施されました。

この訓練は、岩内警察署からの企画・提案を受け、町と岩内警察署、岩内消防署、岩内山岳会、岩内観光協会、IWANAI RESORTで構成される「岩内岳山岳遭難防止対策連絡会議」において実施し、関係者約４０名が捜索活動を確認しました。

訓練では、岩内岳で雪崩が発生し、コース外を滑走していたスキー客1人が巻き込まれたと想定し、電波送受信機（ビーコン）を身につけた警察署員や消防隊員ら約15人が、捜索用の金属棒「ゾンデ棒」を使い、雪に埋まっている要救助者に見立てた人形を捜索。場所を特定すると、シャベルで雪をよけ、人形を助け出しました。

今季、岩内岳での冬山遭難は発生していませんが、スキー場管理区域外から山頂を目指す方や、ニセコエリア（新見峠方面）からハイクアップされる方が年々増えている状況にあります。

訓練を通じて、地域における関係機関が相互に協力し、互いの装備品の確認や連絡体制の確認を行うことができました。

今後も、毎年、定期的に実施していくことで、当地域における山岳遭難の未然防止と遭難者の捜査救急に万全を期していきたいと考えております。

岩内岳山岳遭難防止対策連絡会議
事務局：岩内町役場 建設経済部観光経済課観光係
　　　　電話：0135-67-7096